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海でのセーリング

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​●本文中に、意味不明の改行等、不適切な表記があります。フォント、文字サイズを調整しつつ、なんとか最も小さなトラブルにしてありますので、ご容赦ください。順次、新作を載せていくつもりです。「面白くてタメになる」内容になるように、努めたいと思います。読了時間が、4〜6分程度の「エッセイ」として書き綴る予定です。誤字等あるかもしれませんが、これまたお許しいただきたいと思います。

​⭐️noteに続きを載せました。どうぞ、お読みください!​ 雅号は「宇想月」です。

更新日:2024年7月17日


 何か特別な強迫観念でもあるのでしょうか。この年になっても、目薬を点せません。我ながら呆れますが、できないものはできないとしか言いようがありません。もう胃カメラなど、何の抵抗もなく受け入れるのに、目薬だけできないのです。幼い頃のトラウマでもあるのかどうか、親に尋ねてもわからないの一点張り。しかし、何か原因があるものと思われます。


 自分自身の記憶は、プールに裸眼で入った時のことです。当時は、泳ぐと言えば海。水中メガネは欠かせませんでした。当時、プール用のゴーグルなどはなく、確か体育の時間だったと思いますが、結構遠い町営のプールまで歩いて水泳の授業が、2回ほどあったかと思います。


 プールには、結構多くの塩素が入れられていて、ツーンと鼻に付く独特の異臭がしました。一斉バタ足練習後、自由に泳いでいいとなって泳ぎの苦手な友人を水中に引きずり込もうと、いたずら心で、いきなり潜水開始して、目を開けた瞬間、不快極まりなく感じ、鼻からもプールの水が入って、嫌な味がしました。危うく溺れそうになり、古式水泳のプライドは地に堕ちてしまいました。


 泳ぎは専ら広々とした日本海で、水中メガネで目と鼻を塞いで、かなり深い海底まで潜水したり、立ち泳ぎで長時間浮かんでいたりするのが、夏の日常でした。ですから、デッカい風呂桶の閉塞感と塩素水の不快さが嫌で、授業でもない限り、プールなぞ行くことはありませんでした。


 さて、小学生の頃、頻繁に「ものもらい」で目を腫らしていました。目薬が嫌でたまらなくて、何度トライしても「命中」せず。恥ずかしながら、母親の膝に寝っころがり、点してらったものです。この頃は、娘に点してもらっているという甘ったれを笑ってください。


 何で目薬如きに恐怖感を抱くのでしょうか。目は一番の急所だと思い込んでいるためなのでしょうか。子どもの時のプール体験が、心的外傷になっているのか、系統的脱感作により気にしなくなるものなのか。もう治らなくてもいいやと、開き直っていますが、現在お悩みの方がいらっしゃったなら、ご相談ください。系統的脱感作法で対処いたします。


 単純に「苦手」ということならば、放っておくのが一番でしょう。しかし、「自己臭」と称して、自分の体臭に関して気になる度合いがエスカレートして、人に会う抵抗感が増して、引きこもり状態になったりするなら、放っておいてはならないと思います。では、もうひとつの「できないこと」について話しましょう。


 靴紐を正しく結べないのです。これは、不器用な証拠だと思います。しかし、スーツでばっちり決めている状態に、妙な円形の靴紐だと意気消沈してしまいます。やり方を何度も教えてもらっても、翌日にはフォーマットしてしまうのです。鉛筆の持ち方もいい加減です。いい大人になってからバレてしまうと、恥ずかしいものです。躾よろしく何事も手際がいい人が、羨ましい限りです。


 できないことは、よくないことというマイナス思考は、劣等感コンプレックスと言う場合もあり、自己否定感を引き起こします。しかし、それを生きるエネルギーとして、得意なことに注力して成果を挙げている人も多いようです。そこを避けて通る人は、逆に大成しないようにも思います。まあ、得意分野を活かせるのならこんないいことはありませんが。


 他愛もない目薬の話から、話題がエスカレートしてしまいました。これを「針小棒大」「大言壮語」と言います。ただ、できないことを補う現象は、損ばかりではありません。


 目は、近視、老眼、乱視、斜視など、好きでそうなったわけでもなく、斜視は魚の目のように、両目で直視するには、外向きの目を正面に引き寄せなくてはならず、睨め付けていると誤解までされてしまいます。遠近両用メガネにしたら、階段を踏み外しました。そのためか、何となく「見る行為」を諦めているようです。


 そうすると、他の感覚が発達するようで、人のヒソヒソ話の中身がわかったり、絶対音感で周波数ピタリで歌うことができるようになりました。つまり、相補性の原理で、聴覚が発達したようです。しかし、人の話を聞かないなど、態度の悪さも発達しました。


 更に嗅覚に至っては、人並外れた力を発揮するようになりました。かつては、セブンスター1日2箱で40本のチェーン・スモーカーでした。やめて12年、食事は、味覚と嗅覚の組み合わせで、美味しさを感じることがわかりました。ただ、副産物として匂いを感じる力が、極めて突出します。


 家の外に出ると、タバコの煙の匂いを感じます。「1箱20本で500円以上もする麻薬並みの物によくも手を出せるものだ」と睨むと、100m以上も向こうに、喫煙者発見!相当な嗅覚になりました。隣にいる家族は、全く気づいていません。「嗅覚オリンピック」でもあれば、是非参加してみたいものです。


 何かができない時、それを嘆くとともに、そのハンデを補う得意技を見つけてください。極端な例を言えば、歴史に残る天才作曲家たちなど、特別な能力を発揮する人たちは、発達障害に代表されるハンデを背負っています。


 私は、天才ではありませんが、IQが標準未満で、教員として生きてきました。それを気にしたりしたこともありません。できないと明らかになっていることが、ある意味で恩恵をもたらすことを、知っているからです。自分の優れた点は、意外なところで見つけることができる。そう信じてみませんか?


 マイナス志向をプラス志向に変えてしまうこと。価値ある行為だと、思っています。できないとイジケるよりも、それを受け入れるキャパシティを持ちたいものですね




 


更新日:2024年8月8日


 有り難迷惑という声も聞こえてきますが、例の「働き方改革」により、ブラック企業が蔓延する時代ではなくなったようです。CMにあった決まり文句「24時間働けますか」を実行したら1日8時間(休憩1時間)、週40時間と決められている労働基準法違反になってしまいます。


 しかし、大手を振ってホワイト企業と名乗れる事業所はどれだけあるのかは疑問です。そこで、今流行りの言葉を使えば、Well-beingとなりますが、海外から輸入された概念ゆえに、日本では「絵に描いた餅」になってしまうような気がするのは、私だけでしょうか?


 働き過ぎはご法度です。例の一流広告代理店で、エリートとして入社した女性が、心身の過労により命を絶った話を覚えている人も多いでしょう。そこまで酷くなくても、自分をすり減らして仕事をしている人が、大きな割合を占めているのが、現実のようです。


 そんな時、素晴らしい言葉に出会いました。労働者の健康は、コストではなく投資の対象にすべきである。健康経営の考え方から出されたキャッチコピーです。我が意を得たりと、思いました。これこそ、従業員を人間扱いしている象徴的な言葉だと思うからです。


 健康経営に関する勉強が始まりました。まずは、日本が抱える問題からです。長年言われてきた少子高齢化は、労働者人口の減少を引き起こします。ITの時代に、皮肉にも人手不足状態になるのです。2024問題としては、運送業に様々な縛りがかけれれ、トラック運転手不足が、深刻化するそうです。


 YouTubeで、健康経営に関するコンテンツをみたところ、人手不足を補填する人は高齢者しかいなくなったという考え方が述べられていました。高齢であっても元気に働いてもらうには健康管理へのきめ細やかな対応です。それを自己責任と処理する時代ではなくなりました。事業所としての責任ある対応が、当然求められるわけです。


 結局、少子高齢化の課題と働き方改革両方の解決策として、経済産業省が施作として打ち出したのが、健康経営だと言えます。健康に関することは、本来ならば、厚生労働省の管轄であるはずです。それを承知の上での施作だとするならば、日本経済が相当深刻な問題を抱えていると、考えていいかと思います。


 全ての法人に、健康経営が求められている時代となっています。乗り遅れてはいけません。

私自身も、職業柄経済的知識に乏しく、久しぶりに勉強してみるかと、東京商工会議所による健康経営アドバイザー資格取得を目的として、送られてきたテキストと格闘してきました。


 まずは横文字の専門用語に苦しみました。しかし、今となっては、経済学部に入り直したいと思うほど、この分野の面白さや奥深さに魅了されています。新たな社会勉強の真っ最中。


 例えば、「労働生産性の向上」について。従業員が健康状態・生活習慣は、労働生産性と密接に関わっています。この問題を放置することなく、「攻めの健康経営」によってパフォーマンスの低下を抑制することが求められますが、体調不良の状況を正しく理解すべきです。


 体調不良の状態は、二種類の状態が考えられます。何らかの病気により勤務を休む状態(アブセンティーズム)と、出勤はしているものの、体調が優れず生産性が低下している状態(プレゼンティーズム)に分けることができます。


 さて、どちらの状態が労働生産性の損失に影響が大きいでしょうか?経済産業省が発表している研究の結果においては、アブセンティーズム4%、プレゼンティーズムが79%という、驚くべく結果になっています。


 プレゼンティーズムの従業員の体調不良の要因は、生活習慣病等の身体の病気と、慢性疲労症候群やうつ病など心の病気が挙げられます。健全で働きやすい職場環境を整えていく、メンタルヘルス面への配慮が欠かせないことを意味しています。


 話は変わり、「社会的評価と企業イメージの向上」について。健康経営優良法人に認定されると、会社の知名度向上が期待できます。加えて、採用に対する応募者が増えて、優秀な人材の採用が、顧客等のステークホルダーからの賛同が期待できます。


 また、企業の持続的な成長につながります。事業資金の金利優遇や様々な補助金・助成金が設けられたり、公共調達の加点要因となり、入札で少しでも優位に立つことができれば、受注の可能性が広がります。


 健康経営優良法人認定は、全国バージョンと秋田県バージョンがあります。最終的には、審査書類での審査になりますが、認定への具体的な取り組みが、法人自体の成長にも、確実につながっていくと考えられます。


 しかし、残念ながら、本件での認定法人は少なく、本荘由利地域では、ほんの数件というのが現状です。しかし、健康経営優良法人認定はいいことづくめです。早い者勝ち状態になるのも近いと推定されます。


 健康経営アドバイザー資格についても、初めて目にした方も多いのではないかと思います。この資格は、通常は中小企業診断士や社会保険労務士などの方々のテリトリーに属する場合が多いようです。しかし、臨床心理学分野には、疎い方も多いと考えられます。健康経営で重視すべきは、従業員です。特に、従業員の心の健康だと思います。


 私は、使い勝手のいい存在だと自負しております。荒れた学校を鎮静化した実績がありますので、集団相手は得意分野です。ライフワークは、ふるさと本荘由利の活性化です。どうぞ、お気軽に声かけいただきますように。








 


 

 

更新日:2024年12月30日


 1993年の夏休み。教職大学院1年生の私は、研究目的を認められて、実際に「集中内観」を体験させていただきました。どんな施設だったかなど詳しくは、お世話になった研修所の下記サイトを、ご覧いただきたいと思います。


 6泊7日で、料金も高額でしたが、かけがえのない経験を得た記憶は、今も私の内面に入り込んだまま、宝物となっています。大げさではなく、真に人生観までを転換する経験をさせていただきました。


〒930-1325 富山県富山市文珠寺235 

北陸内観研修所 (HP参照) ←crick it !




 内観療法は、森田療法と並ぶ、純国産の心理療法です。創始者は、吉本伊信というコテコテの関西人のお坊さん。仏教の精神修養から宗教色を抜いて、この療法を世に広めたそうな。

 

 当時、私は独身で、本当の夏休みをどう過ごそうか、悩んでいました。実家に戻れば、同僚たちは、部活だ研修だと、勤務状態なので、外出禁止でしょう。富山、長野、埼玉から来たゼミの仲間たちは、全員が妻子持ち。自由と言えば自由ですが、一応現職教員の身分のままなので、信用失墜行為にならないようにと、言い渡されていた存在でした。


 また、2年間全て出張扱いなので、手当も出ていて、お金の余裕もあり。これは、机上の勉強以外にチャレンジしようと、欲張って集中内観療法と伊東博先生主催の「ニュー・カウンセリング」ワークショップにも参加しました。ここでも、本物のエンカウンター・グループを経験しました。これもまた、貴重な経験でした。


 どちらも、大学院のゼミの先生から教えていただきました。「内観はキツいですよ」と、おまけ付きのアドバイスもいただきました。そのアドバイスは現実のものになりました。1日の半分以上の15時間、期間は約1週間、入浴やトイレ、そして睡眠時間以外は、座敷の隅で屏風に仕切られて、ずっと座っているからです。


 内観では、まず身近な対象者を決めて、時期に分けて過去の記憶を探ります。例えば、母を対象として、小学校入学から3年生ぐらいまでという感じです。思い出すことは、次の3つのことだけです。デタラメの私訳付きで失礼。


してもらったこと…gifted minds and loved


してあげたこと…thanks presents


迷惑をかけたこと…disturbed. very sorry


 人によって表現は違いますが、意味合いは同じと考えてください。坐禅を組むわけでも、目を閉じるでもなく、指導者が巡回してくる約2時間おきに、思い出したことを順番に話すのですが、うなづくだけで「次はいつ頃を調べますか」と質問して去っていかれます。


 1部屋4隅あるので、4人部屋です。会話厳禁。私以外の3人は皆若くて、1人はツッパリ系のヤンキー君でした。どうしても伝えたいことは、ジェスチャーになりました。午後10時には消灯。午前6時起床で、内観スタート。朝食は、麦飯メインのヘルシーメニュー。動かない生活には、マッチしていました。


 遠い過去のエピソードなど、思い出そうとしても、なかなか頭に浮かんで来なくて、最初の2日間程は苦難の時間でした。そういったモードになるのには時間がかかるんだと、勝手に解釈するしかありませんでした。それでも順番が来ると何かを話さなければなりません。8割方はウソを交えて、誤魔化しました。


 確か3日目の夕方になる時間帯に、不思議な現象が始まりました。自分のオデコがスクリーンになって、8ミリ映像が映し出されてきたのです。コマ数の少ない動画のために、ぎごちなく、白黒ながら結構鮮明な映像でした。


 小学校の入学式の後、外で記念写真を撮る場面でした。銅像の台の横に私が立ち、母は、ずっと上の方にいて着物姿で微笑んでいました。自分の学級の撮影が終わり、母の元に行こうとすると、他の保護者たちで見えなくなり、「母さーん!」と叫ぶ私の姿。母も私を見失ったようで、盛んに私を呼んでいます。そして.....。


 単なる想像でありながら、映画の一場面にいる感じがして、なかなかリアルな映像でした。これを契機にして、それぞれの年代のハイライト映像が流れ始めました。更には、思い出すべき3つのことが、映像に盛り込まれていくようになり、そのままを話せば良くなりました。


 顔が、とにかくリアルでした。表情の変化もリアルでした。想像から出てきたとは、考えづらいぐらいでしたが、無声映像でした。研究目的ということが、頭の隅にあったので、起きていることを客観視しようとする私もいました。


 3つのシンプルな問いについて思い出しては話すという営みは、ねじ曲がった自分の心と相対する場面になるようです。「わかっちゃいるけど、やめられない🎵」の逃げ場を無くして、直接対決の場に立つようでした。


 5日目のことでした。真向かいに居る。ヤンキー君の号泣が始まりました。そして、言い訳と察せられる言葉をボソリボソリと話し出しました。驚きながら、就寝時間前にチラリと表情を見てみると、少し笑みを浮かべつつサッパリした表情で布団を敷いている、彼の姿がありました。昨日までの彼とは、別人でした。


 1週間が過ぎて、退所の日になりました。自分は治療目的ではないという思いが、余計な障害となったようで、劇的な心情の変化はありませんでした。日常内観の話を聞き、お礼を言って外に出ました。


 車の横に小さな花を見かけました。なぜか、その美しさに感動して、涙が出ました。空は快晴で、また感動。更に、立山連峰の山々を眺めたまま、しばらく動けませんでした。内観が終わってから、効果が押し寄せてきたと感じました。上越までの帰路、いろいろな風景に感動しました。戻って来た上越市は、その日に、上越市は、全国最高気温39℃をマークしました。


 再び振り返ってみると、内観で問われる3つの質問は、最終的に真の感謝する心に到達するという考えに至りました。また、今になって思うことは、内観が日本版マインドフルネスに通じるのではないかと思うようになりました。まずは瞑想という共通点があることから、考えを進めていくつもりです。


 内観は、いろいろな心の不調に効きます。特に、学校に行けなくなったり、引きこもりになっているケースに効果があると思われます。ただし、費用面と狭い環境に耐えられたらの話です。なかなか敷居は高いのが、現実です。


 私自身のアイディアとして考えているのは、「内観交換ノート」やメールのやり取りによる「オンライン内観」など。効果は不明ですが、1日30分でも日常内観をして、その聞き役になれたらと思っています。悩みのない人はいません。内観がお勧めですよ。






015-0864

秋田県由利本荘市大鍬町 117-2

 

学校心理士

​健康経営アドバイザー

髙  橋     

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